現代最強のトリックスター

私が考え方のスタンスにおいて一番影響を受けている評論家に呉智英という人がいる。 呉氏についてはこちらを見ていただきたい。呉智英は(自称)封建主義者で、民主主義そしてそのバックボーンである人権思想を「単なるイデオロギーでしかない」と断言してい…

地方に権限なんて必要ない

今おはよんを見ていたら、大都市の知事が政府に対して税源の問題で苦情を言っていた。地方分権は現代における政策課題の中での大きなひとつであるが、遅々として進んでいないのが現状である。 っていうかさ、ホントにやる気あんのかなぁとまで思う。もちろん…

ファスト風土は文化の「敗北」なのか?

「ファスト風土」に関してですが、僕の実感では意外にみんな知らないもんだなぁと思う。ファスト風土についてはおそらくはてなキーワードでリンクされるはずなので、そこを見てくれればいいのですが、簡単にいえば地方や郊外ではジャスコみたいな大型ショッ…

あたしはだあれ?

最近ブログを書きながら思うことに「一人称」の問題がある。 「僕」「ぼく」「俺」「私」「あたし」「あたい」と読み返してみるといろいろあるのだけど、実際のところ全部無意識のうちに一人称を決めているので、自分でもどうしてこう使い分けるのかはよくわ…

眠れぬ夜に戯言を

眠たいのに眠れないこんな夜は、どうでもいいことをつらつらと書いてみよう。

死刑宣告

この前、新潮新書から出た『新聞社-破綻したビジネスモデル』という本について立教の服部教授が褒めていたので読んでみた。結論からいえば、ぼくが新聞奨学生2年間と新聞学科3年ちょっとの経験だけでたどり着けた考えをウン十年もかかってやっと発見してる著…

みんなで露出狂になろう!〜権力との愉快な戦い方〜

自衛隊の行っていた監視活動をどう捉えるべきか。メディアを見ているとなかなか面白い反応をしている。たとえば、僕がふと見ていたワイドショーでは、司会のアナウンサーが「まったく、どうなっているんでしょうかねぇ」などとありきたりな怒りを見せている…

やっぱ顔です〜キャリアアップという名の現実逃避〜

今日はグレンラガンについて書こうと思ったけど、それはまた今度にしよう。最近、日本の新聞社のリクルートシステムが、米国みたいだったらなぁとふと思う。 米国の記者は基本的に大学でジャーナリズムを学び、その後まずは地方の無名の新聞社に就職するパタ…

女と権力、そして報道〜ジャーナリストは只野仁になれるか〜

いやー、すっげー久しぶり。就活中は書きたいけどもあんまり時間がなくてつい日記のほうだけになってしまいますね。今日も別にそんなにたいしたことではないのですが、ちょっと書きたいことがあるので書いてみます。 今回のお題は「西山事件」です。詳しいこ…

清潔で 平坦な 世界

さっき何気なくニュース23を見てたら見世物小屋の特集をしていました。見世物小屋を簡単に説明いたしますと、蛇を食ったりだとか、口から火を噴いたりだとかする変な芸と河童のミイラなどのような変なものの二本立てで構成される興行で、大体はお祭りなどで…

オッサンからの大きなお世話

そういえば、最初のほうで新聞学科について書くとか言って全く書いてないね。 というわけで、今日はうちの学科についてちょっとした話をしましょう。ウチの学科では二年次から必修でゼミがあります。 まぁ、新聞学科ということなんで、それぞれマスコミとか…

第何次かわからんゲーム機戦争

ついに火蓋が切って落とされたWii対PS3のゲーム機戦争。どうやら初動はWiiの方が優勢って感じかな。 だんだん難解になっていったゲームを単純な方向へとシフトチェンジしたWiiではありますが、どうもヘビーユーザーからはそっぽを向かれそうな予感もある。 …

DJ OZMA

好きだよ、綾小路君。 あのさー、昨日のラジオで伊集院も言ってたけどさ、NHKずるいよね。演出についてまったく知らなかったなんてあり得るの?仮に知らなかったとしても、お前らが選んで出したんだから、最後の責任はお前らが取れよ。内心ここの視聴率はそ…

ホワイトカラーエグゼンプション

まぁ、なんつーの。そりゃ残業手当が出なくなるの大問題なのだが、飲食なんかでは当たり前のようにサービス残業やらされてる状況ってのもあって、ホワイトカラー(あんまこの言い方好きじゃないな)だけが残業して得してるんじゃねーのっていう気にもなる。 …

フセイン元大統領処刑

最初見たときは「殺すの早っ」って思ったけど、イラクの国内法で判決後から一ヶ月以内での執行が決まってるらしいから、どうせとっとと死んじゃうわけだったのね。 そういえば、設置当初からイラク特別法廷には「正当性」に関する非難がありましたね。アメリ…

no thanks gift 〜年末年始批評詰め合わせ〜

というわけで、なんとなく思ったけどたいして掘り下げができないことを今日はつらつらと書いていきませう。

その先へ〜私的吉井和哉小論〜

えーと、話は少し前のことになりますが、年末、吉井和哉のライブを見に行ってきました。武道館の一番後ろだったんだけど、それでもすっげー楽しくて、なんか終わった後に幸せになれるようなライブだったかな。イエモン解散からYOSHII LOVINSONを経て吉井和哉…

01メッセンジャーの侵略

どうも、お久しぶりです。 前に記事を書いてから、早一月が経とうとしており、気づけば今年も終わりです。実はいろいろ書きたいことはあるのですが、まだうまくまとまっておりません。そのかわりといってはなんですが、前に授業で書かされたレポートを載せて…

アフター11イヤーズ〜僕らと彼らの距離〜②

どうも、お久しぶりです。前回から一週間以上経ってしまいました。現状としては『アンダーグラウンド』を読み終わりました。実はもっと続けようかと思ったのですが、とりあえず宗教の話は今回で終わりにします。さて、私たちがなぜ新新宗教を理解しにくいの…

アフター11イヤーズ〜僕らと彼らの距離〜①

今、ワタクシは上智の社会学科の授業の「宗教社会学Ⅱ」というものに出ております。今期一番の当たり授業だと思ってるんですが、実はそろそろレポートを出さなくちゃいけなくなりました。 そこで、ここで宗教についていろいろ考えてみることで、レポートの下…

新規一回目

どうも、マンガ批評を続けるのも限界かなーと思い始め、どうせなら世の中のありとあらゆるものをハエタタキでぺちぺちやってくのもいいかなぁと思って、総合批評ブログにしてみようと思います。 更新は週1か週2ぐらいでいこうかなぁ。あ、上智大学新聞学科の…