2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

どいつもこいつも馬鹿ばっか

いや、一番馬鹿なのは俺かもしれんが。先日、米国の下院で慰安婦決議が可決された。 予想通り、いわゆる「保守」の人からは「しっかりと反論するべきだ」みたいな声があがったが、そのまえにまずいうべきことがあるんじゃなかろうか。 前のエントリーでもい…

光市母子殺人事件に思ふ

この事件の関する記事やニュースを見るたびに、呉智英の言っていたことがいかに正しいかを実感する。呉氏は言う「近代刑法は加害者の人権のみを考慮して作られた」と。そしてここから呉氏は人間が持つそもそもの権利*1としての復讐権の復権を主張するのだが…

プロレスにおける物語性の終焉と活字プロレスの衰退 序論

つい先日、プロレス専門誌である週刊ゴングが休刊しました。たった3,4誌しかないプロレス誌、その中でもシェア一位であったはずのゴングが休刊となった背景には、発行本社の経営状態の悪化という直接的な問題があるにせよ、プロレスとその専門誌との間にある…

冷酷者の暖かな目線

こういうことを書くと、方々から異論が出そうではあるがとりあえず書いておく*1。最近、教科書検定において沖縄戦の集団自決の記述の一部が削除されたことが波紋を呼んでいる。集団自決が「軍によって強制された」ということが「断定的」だということによっ…

どちらにせよダメということ

先日自殺した松岡農相。結局汚職事件に関しては何もわからずじまいで終結してしまったように見える。 とある情報によれば、自殺の数日前に地元のほうに東京地検特捜部が入りあれこれと押収していたようだ。それらの証拠からすると、「限りなく黒に近いグレー…

現代最強のトリックスター

私が考え方のスタンスにおいて一番影響を受けている評論家に呉智英という人がいる。 呉氏についてはこちらを見ていただきたい。呉智英は(自称)封建主義者で、民主主義そしてそのバックボーンである人権思想を「単なるイデオロギーでしかない」と断言してい…

地方に権限なんて必要ない

今おはよんを見ていたら、大都市の知事が政府に対して税源の問題で苦情を言っていた。地方分権は現代における政策課題の中での大きなひとつであるが、遅々として進んでいないのが現状である。 っていうかさ、ホントにやる気あんのかなぁとまで思う。もちろん…

ファスト風土は文化の「敗北」なのか?

「ファスト風土」に関してですが、僕の実感では意外にみんな知らないもんだなぁと思う。ファスト風土についてはおそらくはてなキーワードでリンクされるはずなので、そこを見てくれればいいのですが、簡単にいえば地方や郊外ではジャスコみたいな大型ショッ…

あたしはだあれ?

最近ブログを書きながら思うことに「一人称」の問題がある。 「僕」「ぼく」「俺」「私」「あたし」「あたい」と読み返してみるといろいろあるのだけど、実際のところ全部無意識のうちに一人称を決めているので、自分でもどうしてこう使い分けるのかはよくわ…

眠れぬ夜に戯言を

眠たいのに眠れないこんな夜は、どうでもいいことをつらつらと書いてみよう。

死刑宣告

この前、新潮新書から出た『新聞社-破綻したビジネスモデル』という本について立教の服部教授が褒めていたので読んでみた。結論からいえば、ぼくが新聞奨学生2年間と新聞学科3年ちょっとの経験だけでたどり着けた考えをウン十年もかかってやっと発見してる著…

みんなで露出狂になろう!〜権力との愉快な戦い方〜

自衛隊の行っていた監視活動をどう捉えるべきか。メディアを見ているとなかなか面白い反応をしている。たとえば、僕がふと見ていたワイドショーでは、司会のアナウンサーが「まったく、どうなっているんでしょうかねぇ」などとありきたりな怒りを見せている…