どいつもこいつも馬鹿ばっか

いや、一番馬鹿なのは俺かもしれんが。

先日、米国の下院で慰安婦決議が可決された。
予想通り、いわゆる「保守」の人からは「しっかりと反論するべきだ」みたいな声があがったが、そのまえにまずいうべきことがあるんじゃなかろうか。
前のエントリーでもいったように、私はこういう問題に対しては明確な資料を基に論理的な判断を下すべきだと思う。よって反論があるならその証拠をもってきっちり反論し、議論すればいいだろう。

しかし、まずいうべきなのは、<何故アメリカから「謝罪しろ」と言われなくてはならないのだ>ということである。この慰安婦問題に関して米国がなんの関係があるというのか。
韓国や中国の政府が要求するのは道義的にも政治的にも理解できる。しかし、アメリカがこの決議を可決したところで、アメリカ自身には何の得にもならんのではないか。意味があるとすれば、朝鮮系のアメリカ人の票を稼げるぐらいだろう。そんなものだけのために議会は利用されていいのか。そして、その票稼ぎのために他国に対して半ば強引な要求を行うのは果たしてどうなのだろうか。

原爆の被害団体から票を取るために、「米国は日本に謝れ」という決議を可決したら米国はどう思うだろうか。いや、これは当事者同士だからまだいいだろう。では、日本に「日系ベトナム人」がいっぱいいるとしよう。彼らの票を得るために「北爆に関して謝罪せよ」とか「枯葉剤使用に関して謝罪せよ」と日本が要求したら、米国はおそらく「日本には関係ない」というはずだ。
もちろんそのとおりだ。原爆はともかく、北爆も枯葉剤散布も受けてない日本がそんな文句はつけられないのである。これではチンピラの理不尽な難癖と大して変わらないではないか。そう、今のアメリカはチンピラ同然なのである。

そのチンピラより馬鹿なのはこれに対して今あげたような反論を誰もしないことだ。慰安婦問題の真偽を説明する前に、誰かアメリカに「何でお前らにいわれなくちゃいけないの。そんなに米国はえらいのか」と言う政治家が誰もいないのである。
米国の新聞にあほみたいな意見広告出して反感買う前に、もっとやるべきことがあるべきはずだ。

アメリカという強力なチンピラの前に日本はびびって当たり前の論理すらわからなくなったのか。それとも、アメリカがここまでする理由がなにかあるのだろうか。誰か教えてほしい。

さて、今日はあと一人の馬鹿を紹介したい。それは国民新党の連中である。

今度の参院選、やつらはフジモリ元ペルー大統領を比例区で出馬させるそうだ。
もう、朝からあいた口がふさがらん。何で今チリで軟禁中の人間が、日本で政治なんかできるんだ?
登院できないことは法的には問題ないそうだが、そういう問題ではないだろう。実際に政治が行われる場にも来れないのにどうするんだ。テレビ電話でも使うのか?それは税金がつかわれるんだろ?しかも日本にはほとんど住んでないような人間が、どうして日本の政治ができるんだ?ペルーでうまくいったからといって社会状況がまったく違う日本で通用するとは限らないだろ。
そもそも、やつは建前として日本語を話さないはずだ。もう、意味がわからん。
どうしようもない馬鹿はほんとにいるものだ。もう死ねばいいのに。