さて、最近一部で話題となっている「朝日VSホメオパシー」。
ここまできたら、朝日かホメオパシーかどっちかがつぶれるまでやってほしいと思う。

この問題については、検索でもして調べてくれればいいが、簡単に言うと、胡散臭い医療行為について朝日がキャンペーンを張っているということ。
まぁ、今年の新聞協会賞の最右翼に躍り出たのかなぁと内側にいる身としては思う。

そんなことはともかく、僕はこのキャンペーンがなんだか好きになれない。
いや、好き嫌いはともかくとして、どこか「違和感」を感じてしまう。

ホメオパシーが笑ってしまうほど胡散臭い医療行為なのは理解できるし、その欺瞞だか偽善だか巨悪だかを追求したいのはわかる。それが記者ってもんだろう。
だけど、もう少しやり方ってもんがあるんじゃないか。


キャンペーンの首謀者たる記者のブログから引用。

)「私がホメオパシーの記事を書こうと思ったのはかなり昔です。近所のお母さんで、お子さんの食物アレルギーをホメオパシーで治そうとしていた方がいたのです。「アナフィラキシーが起こってもホメオパシーで治すの? 死ぬんじゃないか?」と思いました。
具体的な「被害」の例がつかめず、なかなか書けなかったのですが、「be」の流行紹介のコーナー(be report)で書くという手を思いつき、6月中旬に着手した次第です。ただ、もっと具体的な「被害例」を集め、ホメオパシー治療の実際について、もっと世間に発信したいと思っています。」

いやいや、お前ちょっと待て。
それはお前の気に食わないことを非難しているだけじゃないのか。
いつから天下の朝日新聞様は個人の怒りのはけ口になったんだい?*1

しかも、取材の過程が実にずさん。最初っから「胡散臭いといわれてますが、どう思いますか、反論はありますか」と聞くのが筋だろう。それを「流行だから取材させてください」ってそりゃまずいよ。偽装じゃないっすか。
いやまぁ、取材のひとつのテクニックではあるんだろうけどね。
自分たちのやっていることが「正義」だと思い込み、正義のためなら手段が正当化される考えがちなのが、僕らの悪い癖。


あのなぁ、別にホメオパシーで人が死んだわけじゃないだろ。
ここでいう「被害」ってのは誰のせいなんだ?
ホメオパシーを使っている人が病院に行かないのは、それこそマスコミさんが大好きな「自己責任」ってやつなんじゃないのか。


「頭の悪い人間が、頭の悪い治療法に頼って死んだ。頭の悪い人は引っかからないようにね」ってことだろ。

好きで集まって、勝手にやってるんだから、それで僕はいいと思う。
それで死んだってそんなもん、やつらの勝手だろ。
趣味サークルをつぶす権利が天下の朝日新聞だからってあるのかねぇ。


そりゃ、自分の家族がそんなもん頼ってたら、ぶん殴ってでも睡眠薬飲ませてでも病院連れて行くけどさ。

自然志向とか、治癒力とか、頼ってしまうんなら、それでもいいじゃない。
それで死んだって、それでもいいじゃないと思ってしまう僕は間違っているんだろう。

でも、だからといって、朝日のような団体のつぶし方ってあってもいいのかね。
僕は、嫌いだ。

追伸
時間もなく、久しぶりに長い文章を書いたので、めちゃくちゃになっています。
ごめんなさい。

*1:本多なにがしのころから、それは変わらないって突っ込みはあるな